宇宙探険プラン ニューホライズンズ
日本時間の今夜9時前、アメリカの無人探査機ニューホライズンズが、史上初めて冥王星におよそ1万2000キロの距離まで近づきます。
太陽系の9番目の「惑星」とされてきましたが、今は「準惑星」と分類されています。
探査機が今夜、冥王星への接近に予定どおり成功したかどうかが分かるのは、およそ13時間後の日本時間明日の午前。最も接近した時に撮影した画像が地球に届くのは、明後日未明ということです。
太陽系の成り立ちを研究しているスコット・ケニオン博士は、「冥王星は、惑星ができあがる過程で残った材料のようなもので、太陽系が形づ くられた過程を知ることができる。今回の探査は太陽系の歴史を理解するうえで、今まで欠落していた重要な事実を明らかにしてくれるはずだ」と語っています。
なお、ニューホライズンズは銀河ステージ宇宙探険プランの施行機でもあり、冥王星の発見者クライド・トンボーの遺骨が搭載されています。
2006年1月19日、遺骨を搭載したニューホライズンズが打ち上げられた