空気がなくなり、阪神が優勝?
1910年、ハレー彗星が地球に接近が近づく頃、フランスの天文学者カミーユ・フレマリオン氏が、
「地球がハレー彗星の尾に近づいたとき、大気中にガスが充満し全生命体が死に至るかもしれない」
と主張しました。
たちまちガスマスクが売り切れ、日本でもパニックが起きたと言われます。
大阪毎日新聞に、
「ハレー彗星の尾に含まれる水素が地球上の酸素と結合し、空気(酸素)がなくなるかも知れない」
と物騒な記事が掲載されたのがきっかけだそうです。
「空気のなくなる日」は、この騒動を描いた作品。
空気を入れたチューブや氷袋が高騰し、貧しい人たちは死を覚悟しなければならない。
今考えると馬鹿馬鹿しく思えますが、当時は流言飛語に振り回される人も多かったようです。
というか、現代でもコロナやワクチンに関して似たような話はありましたね。
結局、全ては杞憂に過ぎず、大金を払ってタイヤチューブを買い占めた金持ちがバカを見るというお話ですが、その約75年後にハレー彗星が接近した時も、直前に阪神タイガースが2リーグ制初の日本一になったこともあり、
「何か前代未聞の出来事が起きるのではないか?」
と囁かれました。
結果的には、空気もなくならなかったし、それ以後阪神の優勝も…