関ヶ原大戦争
関東と関西が戦争をしたらどうなるか?
筒井康隆先生の「東海道戦争」以来、いくつかのSF近未来作品でテーマとなって来ました。
関東は東京を中心としたアメリカ合衆国型の文化圏。
一方、関西というのは大阪、京都、神戸などそれぞれ異なる地域の集合体、言わばヨーロッパ・タイプ。
この二つが喧嘩をするというのは、作家にとっては面白い命題なのでしょう。
以前、ラジオのドラマで「東京の惑星」という話を聴いたことがあります。
関東対関西の戦争のさなかにタイムスリップした関西人の主人公がわけのわからないまま東京の捕虜収容所に入れられるのですが、コテコテの大阪ギャルと一緒に脱出、その行く手にそびえ立っていたのは…
大阪人にとっては悪夢のようなオチでした。
20世紀の東京オリンピック大阪万博当時と異なり、すっかり近くなってしまった東京と大阪。
21世紀は対立というより、コロナという共通の敵の前で協力せざるをえなくなりました。
これが終息し、大阪万博が開催される頃、二つの文化圏が仲良く共存出来るようになれば良いですね。