宇宙虫との遭遇
以前、キャップに行ったとき、羽根とハサミのついた奇妙な虫がバンガローに闖入して来たことがあります。
あまりにも不気味だったので慌てて追い払ったのですが、その正体らしきものが判明しました。
今から24年前、アリゾナでUFOの着陸が目撃された当時のこと。
昆虫学者ポール・ファーナー博士が着陸現場で不思議な昆虫を発見採取します。
「この虫はカニのハサミに羽根のついた姿をしており、体は鋼のようです。
強いアゴの力で生肉はもちろん、金属も噛み砕いて食べてしまいます。
四つの球状の目で、360度の視界をもっています」
内臓は一つしかなく、血液や体液は全くないそうです。
非常に警戒心が強い割りに、人間には従順で博士はペットとして可愛がっているとのこと。
但し、そのペットが今どうなっているかは不明です。
自分もあの時、追い出さずに飼っていたら“宇宙虫”として有名になっていたかも知れません。
ちょっと残念な気もしますが、とてもそんな勇気はなかったです。