宇宙の番犬スヌーピー
1950年代、1960年代というと宇宙時代の幕開け。
米国がマーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画などで華々しく宇宙へ進出した当時、しばしば人為的なミスで問題が発生しました。
そこで、NASA(アメリカ航空宇宙局)は職員のモチベーションを上げる為、ミッションに貢献した人(NASA職員に限らない)に贈る賞を設置しました。
その名も
「シルバー・スヌーピー賞」
受賞者には純銀製バッジと宇宙飛行士からの感謝状が贈られます。
何故、スヌーピーなんでしょうか?
安全と成功のシンボルとしていろんなキャラクターが検討されたようですが、最終的に漫画「ピーナッツ」のスヌーピーが選ばれたのは
「有人宇宙飛行の安全、成功を見守る番犬」
というイメージからだったそうです。
2010年には日本の民間宇宙開発関連企業『JAMSS』の奈良和春さんという方が長年宇宙飛行士訓練の業務に携わってきたことを称えられて、シルバー・スヌーピー賞を受賞されています。
シルバースヌーピー賞の銀バッジ