夜空の王と二十人の妻たち

カリフォルニアの原住民フーパ族は、夜空に君臨する月には20人の妻がいると考えていました。

さらに大量のペットも飼っているそうです。

妻たちの相手にかまけてペットの餌やりを忘れると、ペット達は月に襲い掛かります。

ペットといっても、ほとんどがピューマやガラガラ蛇なので、噛み付かれた月は血を流します。

月が真っ赤に染まるのはそういう時だそうです。

20人の妻たちは、日頃の諍いは忘れて協力し合って月の看病をします。

その間は、月の姿が欠けて見えるのです。

月が回復すると再び丸い大きな月が夜空に輝くのです。

これが月食の正体だとか。

今夜は全国で部分月食ながら、98%というほぼ皆既月食が観察されます。

f:id:gingastage:20211119120929p:plain

https://ginga-net.com/