夜空の王と二十人の妻たち
カリフォルニアの原住民フーパ族は、夜空に君臨する月には20人の妻がいると考えていました。
さらに大量のペットも飼っているそうです。
妻たちの相手にかまけてペットの餌やりを忘れると、ペット達は月に襲い掛かります。
ペットといっても、ほとんどがピューマやガラガラ蛇なので、噛み付かれた月は血を流します。
月が真っ赤に染まるのはそういう時だそうです。
20人の妻たちは、日頃の諍いは忘れて協力し合って月の看病をします。
その間は、月の姿が欠けて見えるのです。
月が回復すると再び丸い大きな月が夜空に輝くのです。
これが月食の正体だとか。